2011/10/20

十三匹の蟹 | Book No.219-1


文庫判・320頁
2011年10月20日発売(File No. 219-1)

出版社 / カテゴリー:
集英社/ 18 歴史ミステリー

帯キャッチ:

死者の口内に怨霊の平家ガニ!
財界を揺るがす連続猟奇殺人

あらすじ:

明治以来、軍需産業の一翼を担い「死の商人」と批判されてきた清和重工業。その会長源田誠の死体が、瀬戸内海に浮かんだ。
死者の唇は縫い合わされ、甲羅に武士の怨念の顔を背負った一匹の平家ガニが口の中でうごめいていた!
一方、平清盛の福原遷都を研究するために神戸へやってきた英光大学の村野杏美は、新メンバーの朝野光樹の父親が、兵庫県警で犯罪者のプロファイリングに才能を発揮する警部であることを知り、興味を示す。
やがて、「十三匹の蟹」と名乗る犯人は第二の殺人を予告。朝野警部も杏美たちも考えた。なぜ『十三匹の蟹』なのか。犯人が十三人いるからなのか、それとも標的が十三人なのか…?
しかし、猟奇事件を引き起こした犯人の狙いは、まったく意外なところにあった!

ミニ解説:
▽あまり日本史的には重要視されていない神戸ですが、ここが平清盛にとって、ある種の「理想の場所」あったのではないか、という推理を、殺人事件の背景においてみました。ンからダウンロードカタログをごらんください。

クレジット:
装丁・松沢順一郎/編集担当・伊藤木綿子