2010/08/01

白川郷 濡髪家の殺人| Book No.210-1

新書版
201008月発売(Book No.210-1)

出版社 / カテゴリー:
講談社ノベルス / 19 志垣と和久井の世界遺産シリーズ

帯キャッチ:
「家」が人を殺した! 世界遺産の合掌造りが怨念と惨劇を呼ぶ!

あらすじ:
◎『週刊真実』編集長の桜木大吾は、世界遺産の白川郷合掌造り集落をモデルにした推理小説『濡髪家の殺人』の著者・夏川洋介から、連載を中断したいと唐突に切り出された。

◎その申し出はすぐ撤回されたが、なぜ急に小説を中断したいのか、その理由を推理作家は語ろうとしなかった。

◎やがて夏川洋介の担当編集者・山内修三の生首が東京の多摩川で発見された! しかも生首は、自らの名刺を口にくわえさせられていた。

◎その直後、こんどは山内の胴体が、五百キロ以上も離れた白川郷で発見された!

◎犯人はなぜ首を切断したのか? 猟奇事件の意外な真相に志垣警部と和久井刑事が挑む!


ミニ解説:
▽ 「○○家の殺人」という題名の推理小説は数多くありますが、本作では世界遺産に登録された合掌造りという歴史的・文化的な「家」の構造そのものが、悲劇の主役となって話が進んでいきます。

▽ もちろん、古典的な「○○家」モノの雰囲気もじゅうぶん宿しております。お楽しみください。

クレジット:
編集担当・河原健志