2010/12/01

王様のトリック| Book No.213-1

201012月発売(Book No.213-1)

出版社 / カテゴリー:
双葉文庫 / 11 単発ミステリー

帯キャッチ:
雪の密室に殺人者が二人! 閉じ込められた5人は疑心暗鬼と恐怖のどん底に!

あらすじ:
◎ある日突然、政権与党の幹事長名で送られてきた謎の招待状。指定された場所は信州の山裾にある松平伯爵邸。呼び出されたのは老優・僧侶・英会話講師・推理作家・テニス選手という多彩な顔ぶれの5人。

◎しかし、集合すれども主役の幹事長はこない。招待の意図もわからない。ホスト不在の事態に戸惑う5人のもとへ、命を受けた使いの者がやってきた。

◎そして車で連れていかれたのが、大雪に閉ざされた山奥の奇怪なコンクリート造りの要塞「奇巌城」。彼らを送り届けた車は帰ってしまい、吹雪の中を自力で下山することはできない。

◎孤立した5人を待ち受けていたのは、真っ赤な部屋の壁に貼られた5枚のトランプと「王様のトリック」と題する死の宣告文!

《これから殺人劇の幕が上がる。犯人はふたり。犠牲者の数は…未定》

◎犯人が複数という前代未聞の雪の密室。3枚の王様と2枚のジョーカーは、加害者と犠牲者の数を表わしているのか。それとも、さらに深い意味があるのか。

◎やがて最初の犠牲者が出た。もしも犯人がふたりなら、誰と誰が組んで、誰と誰が犠牲になるのか? だが殺される側は、自分以外に誰も信用はできない。

◎絶望的な環境に取り残された男たちの心理ゲームがはじまった! 『ドクターM殺人事件』にトランプという新しい小道具を加え、新しい演出と結末を導いたリニューアル作品。


ミニ解説:
▽ カードマジック(トランプを使った手品)が大好きな私ですが、ふと、一枚の王様を見ていて思ったのです。これを『ドクターM殺人事件』に使って、別の演出を考えたい、と。

▽ その王様とは?

クレジット:
編集担当・山上輝代範