2011/11/20

京都魔王殿の謎| Book No.221-1


四六変形型判・416
201111月発売(Book No. 221-1)

出版社 / カテゴリー:
飯塚書店・ノアズブックス/ 02 氷室想介シリーズ

帯キャッチ:
事件の真相は人間の想像を超えていた!

魔界都市・京都に忽然と現れた女の手
それはたんなる猟奇殺人ではなかった!

少しくわしいあらすじ:
夏に起きた『妖精鬼殺人事件』で、忽然とその存在が浮かび上がってきた謎の人物QAZ――
氷室想介は、もしかすると自分はQAZに監視されているのではないかという、いやな予感を覚えはじめていた。

秋――
前の事件で、妙に親しげに氷室にアプローチしてきた魔界案内人の一柳次郎は、美しすぎる超能力者・鹿堂妃楚香(ろくどう・ひそか)プロデュースによる「京都魔界ツアー」が本決まりになったと喜んでいる。
一方、カナダのバンクーバーに住む岩城準は、突然、10年前の恋人・竹之内美果から、「大至急日本に戻ってきて、私を助けてほしい」という電話を受けた。彼女が、じつはいま話題の鹿堂妃楚香であることを準は知らない。

その鹿堂妃楚香は、「京都魔界ツアー」で、人の手首が出現すると記者会見で予言。
それは話題作りのリップサービスか、それともバラバラ殺人の予告か?
所轄の京都府警鴨下警部は、スーパーマルチ学者・聖橋甲一郎博士に特別捜査顧問への就任を依頼。この超能力者の予言に対する見解を問う。
氷室想介も一柳次郎から意見を乞われるが、聖橋博士と氷室想介の予想は食い違っていた。

そして魔界ツアー当日――
予告どおり女の手首が「猿」の手首とともに、鞍馬天狗ゆかりの山中に建つ「奥の院魔王殿」付近で見つかった!
警察は事件の容疑者を逮捕したが、こんどは嵐山の渡月橋で殺人事件が発生!

その背景に隠された「誰もが予想しなかった驚愕の怨念」を氷室想介は見抜けるか?

ミニ解説:
▽第二弾の舞台は秋の京都。出現した手首の恐るべき真相は、捜査陣を震えあがらせた!

クレジット:
装丁・ジャン=フィリップ・K / 装画・たかなし しん/編集担当・梶原秀夫